経営難のクロアチア国営航空は8月28日、財務顧問業務の入札を実施すると発表した。資本を増強し、提携先を見つける方策を練るためだ。政府は今年4月の段階で、年内か来年に戦略パートナーを選定し、同社の将来的な発展を確保したい意向を明らかにしていた。
同社はほかにも労組との対立が先鋭化している問題を抱える。賃上げなどの要求がすべて受け入れられなければストライキを実施するという労組側の予告を受けて、同社は先ごろ、裁判所にストの合法性の審査を要請した。労組の要求通りに賃上げを行えば、年間人件費が30%(5,300万クナ=710万ユーロ)増加すると主張している。
同社の利益は2017年に2,494万クナ(約340万ユーロ)と低迷している。(1HRK=17.48JPY)