チェコ鉱工業生産、7月は10.3%増

チェコ統計局(CSU)が6日発表した7月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で10.3%増加し、昨年10月(11.4%)以来の高い伸びを記録した。上げ幅は4カ月連続で拡大。前月の3.1%からは7.2ポイントの大幅な伸びとなった。

全業種で生産が拡大した。伸び率が特に大きかったのはその他の輸送機械(27.1%増)、電気・ガス・スチーム・空調(23.4%増)、基礎医薬品・医薬品製造(22.6%増)、コンピューター・電子・光学機器(17.2%増)。金属加工品(10.9%増)と自動車(7.1%増)も好調だった。

伸び率10.3%に対する寄与度では電気・ガス・スチーム・空調が最も大きく、2.1ポイントを占めた。これに金属加工品(1.2ポイント)、自動車(1.1ポイント)が続いた。

鉱工業生産高は前月比(物価・季節調整値)では1.8%減少した。新規受注高は前年同月比で11.2%の増加だった。

7月の税込平均賃金は名目ベースで3万4,016コルナ(約1,320ユーロ)となり、前年同月を9.1%上回った。(1CZK=5.02JPY)

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