仏自動車大手PSAの高級車ブランドDSはこのほど、パリ近郊のベルサイユで新型コンパクトSUV「DS3クロスバック」を発表した。
DSのイヴ・ボヌフォン社長によると、新モデルは同クラスにおいて最高の技術水準を誇るハイテク車。また、シャープなデザインやベントレー並みの高級感ある内装が特徴。販売価格についてはまだ明らかにされていないが、2万5,000ユーロからの設定になるともよう。
同クラスでは初となるビームモジュールを採用したマトリックスLEDヘッドライトや、鍵を持った人が近づくと自動で飛び出す格納式ドアノブを採用。走行速度180km/h以下での車線維持などの走行アシスト機能や駐車アシスト機能も装備している。
2019年末には完全EV化した「E-Tense」が市場投入されるほか、ドイツ国内では来年4月からガソリン車3機種(100~155PS)とディーゼル車1機種(130PS)の「DS3クロスバック」が先行販売される。さらに2023年頃には第3世代のモデルが登場するとみられる。「E-Tense」はDSが初めて自社開発したEVモデルで、最高出力は136PS。50kWhのリチウムイオン電池を搭載し、航続距離で300kmを確保する。