英乗用車生産、8月は12.9%減少・3カ月連続で減少

英自動車工業会(SMMT)が9月27日発表した同国の2018年8月の国内自動車生産統計によると、乗用車の生産は8万9,254台となり、前年同月に比べ12.9%減少した。6月から3カ月連続の減少となっている。国内向けが38.8%減と大幅に落ち込み、全体の約8割を占める輸出も3.8%減と低迷した。

SMMTによると、生産台数の減少には、モデルチェンジや夏季の計画的なメンテナンスによる生産ラインの停止、欧州連合(EU)で9月から、すべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP:乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)が適用されることへの準備など、複数の要因が影響している。

■ 8月の商用車生産、8月は1.6%減少

8月の商用車生産は、前年同月比1.6%減(59台減)の3,685台と、前年同月を僅かに下回った。国内向けが3.4%減、輸出は0.2%減(4台減)の2,101台だった。

1~8月の累計は、前年同期比2.9%減の5万2,478台。国内向けが1万7,902台と、12.7%減少した一方、輸出は3.1%増の3万4,576台だった。

■ エンジン生産、8月は0.3%増加

8月のエンジン生産は、前年同月比0.3%増の15万1,869基だった。国内向けが25.9%減と大幅に落ち込んだ一方、輸出は24.9%増と好調を維持した。1~8月の累計は、前年同期比4.8%増の183万6,965基となった。国内向けは8.5%減少、輸出は15.3%増を確保している。

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