独ダイムラー、ケレニウス取締役が新社長に

独自動車大手のダイムラーは9月26日、ディーター・ツェッチェ氏(65)が2019年5月の株主総会で、社長および乗用車部門メルセデス・ベンツ・カーズの責任者を退任すると発表した。後任として、オラ・ケレニウス取締役(49)が新社長およびメルセデス・ベンツ・カーズの責任者に就任する。任期は5年。。ツェッチェ社長は、2年のクーリングオフ期間を経て、2021年の株主総会で監査役会会長に就任する予定。

ツェッチェ社長の契約は、2016年2月に2019年末まで延長されていたが、約半年、前倒しして退任する。ツェッチェ氏は、1998年12月からダイムラークライスラー(当時)の取締役を務め、2006年1月に取締役社長に就任した。2005年からはメルセデス・ベンツ・カーズの責任者も務めている。

ケレニウス氏はスウェーデン出身で、1993年にダイムラー・ベンツ(当時)の国際後継者育成グループからキャリアをスタートした。2015年にダイムラーの取締役に就任し、2017年1月からダイムラーグループの研究担当取締役およびメルセデス・ベンツ・カーズの開発責任者を務めていた。

ケレニウス氏の後任として、メルセデス・ベンツ・カーズのマークス・シェーファー取締役(調達担当)がダイムラーグループの開発担当取締役およびメルセデス・ベンツ・カーズの開発責任者に就任する。

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