中国の電気自動車(EV)の新興企業バイトン(Byton)と独自動車部品大手のボッシュはこのほど、電動車(エレクトロモビリティ)分野で協力すると発表した。今回の提携は、ドイツのデュッセルドルフで9月24日に開催された中国・江蘇省と独ノルトラインヴェストファーレン州(NRW)による経済フォーラムにおいて発表された。
バイトンとボッシュは、パワートレイン、ブレーキシステム、運転支援システムなどで協力する。また、ブランド広告、製品マーケティング、技術向上、品質検査研修、顧客サービス、人材教育などでも協力する。
バイトンは米テスラの競合となるような高価格帯のEVの開発を進めている。2019年第4四半期にプレミアムSUVのコンセプトカー「Mバイト・コンセプト」をベースにした最初の量産モデルを市場投入する計画。同モデルは江蘇省・南京市の工場で生産する。バイトンは2018年6月に、上海で開催された家電見本市「CESアジア」でスポーツセダンのコンセプトカー「Kバイト・コンセプト」を初披露している。