独調査会社のGIKは、「ドイツ人と車」についての世論調査を実施。「購入の動機(メーカー、車種)」などを調査した。
それによると、フォルクスワーゲン(VW)は排気ガス不正問題にもかかわらず、20の乗用車ブランドの中で最も愛されているブランドだった。乗用車を保有している家庭の20%がVW車を1台は持っているとし、中でもVW「ゴルフ」がダントツの人気だった。メーカー別で多かったのはVWに続き、オペル(12%)、フォード(9%)、アウディ(8%)、BMW(8%)、メルセデスベンツ(7%)の順となった。ドイツではVWロゴの高感度が最も高く、国民車としての地位は健在だった。
新車を購入する際の基準を見ると、購入者が最も重視するのは安全性(90%)、続いて外観や内装デザイン(71%)、豊富な装備・機能(69%)だった。さらに、新車購入者の3分の2が環境にやさしい駆動技術を重視している。全体の20%近くがコネクテッド機能も購買決定の重要な要素になるとみている。燃料別で、全体の78%がガソリンエンジンを選ぶとしており、電気自動車など代替エネルギー車に対する興味は全体の17%にとどまった。また、若者や都会市民の層ではカーシェアリングに興味があると答えた人は41%にも達している。