トヨタ、カエタノ・バスに燃料電池システム供給

トヨタ自動車は9月26日、欧州事業統括会社のトヨタ・モーター・ヨーロッパを通じて、ポルトガルのバス製造会社カエタノ・バスに燃料電池システムを供給すると発表した。カエタノは2019年秋をめどに同システムを搭載した路線バスを開発・製造し、欧州で走行実証試験を開始する予定だ。

カエタノ・バスはポルトガルで自動車や自動車部品の製造・販売を手がけるサルバドール・カエタノの商用車部門。すでに電気バスを開発し、欧州各国で販売している。トヨタとは1968年に合弁会社「トヨタ・カエタノ・ポルトガル」を設立し、バス開発・製造で提携してきた。水素利用の拡大に向けて、燃料電池バスの開発に踏み切るカエタノは、過去の実績を踏まえて、同分野でもトヨタと組むことを決めた。

上部へスクロール