独ボッシュ、電動バンのカーシェアを試験運用

独自動車部品大手のボッシュは9日、電動バンを使用したカーシェアリングサービスの試験運用を開始すると発表した。独小売り大手レーヴェ・グループのホームセンター子会社トゥーム・バウマルクトと協力し、2018年12月から、まずは国内5都市でサービスを開始する。

トゥームは国内に330を超える店舗を持つ。新サービスは、ベルリン、フランクフルト、ライプチヒ、トロイスドルフ、フライブルクの5都市で開始する。試験運用を開始する店舗にはすでに、充電スタンドが整備されている。また、電動バンは、独郵便・物流大手ドイツポストDHLグループの子会社で電動小型商用車を開発・生産するストリート・スクーターの車両を投入する。ボッシュは、ストリート・スクーターの車両に駆動部品を供給している。

利用者は事前にスマートフォンから予約できるほか、買い物の際に、とっさに利用することもできる。車両の貸し出し・返却はすべてデジタル処理するため、煩雑な書類手続きは必要ない。

ボッシュは2016年8月に、ドイツの首都ベルリンで電動スクーターのシェアリングサービスを開始している。現在は、ベルリン、パリ、マドリードの3都市で計3,500台の電動スクーターを投入している。

上部へスクロール