ポーランド中央統計局(GUS)は3日、2017年の国内総生産(GDP)伸び率を速報値(4月発表)の4.6%から4.8%に上方修正した。企業業績、貿易収支などの最終データと、行政機関のデータをより多く統計に反映させたことを修正の理由としている。
今年もポーランド経済は堅調な展開が続き、GDP伸び率は1-3月期が5.2%、4-6月期が5.1%といずれも前年同期を上回る水準となった。これを受けて7月には、欧州連合(EU)の欧州委員会が同国の今年の成長見通しを当初予測の4.3%から4.6%に引き上げ、ポーランド中央銀行も4.6%との予測を示した。
GUSはまた同日、総付加価値および公共支出の名目値と実質値の修正にともない、16年の成長率も3.0%から3.1%に上方修正した。15年については4月発表値の3.8%で変更なかった。