JLR、信号を円滑に通過する通信技術を研究

英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は、プロジェクト「UKオートドライブ」の一環として、車両と交通信号機の通信により、信号を青信号で円滑に通過できるように速度調整する運転支援システム「Green Light Optimal Speed Advisory(Glosa)」を開発している。改良を加えたジャガー「Fペース」と通信機器を設置した交通信号機を使って実証試験を行っている。

Glosaでは、ドライバーに信号を青で通過するための最適な速度を知らせることで不要なブレーキや加速を回避することができる。これにより、都市部における交通の流れの円滑化や安全性の向上が期待できるほか、快適な運転によりドライバーのストレスを軽減することもできる。また、信号で停車中にエンジンを止め、発進時に再びエンジンをかけるアイドリングストップで発生する排ガスを削減することもできる。

「UKオートドライブ」の実施期間は2015年10月~2018年10月の3年間。JLRは同プロジェクトを通して、衝突防止システムなどさまざまな自動運転技術やコネクテッド(接続性)技術を研究・開発している。

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