ハンガリー製薬大手エギス、生産増強に80億フォリント投資

ハンガリー製薬大手エギスは13日、国内西部のケルメンド工場の拡張計画を明らかにした。売上拡大を加速させるため生産能力を引き上げる。投資額は80億フォリント(2,480万ユーロ)。シーヤールト外務貿易相によると、政府が11億フォリントの助成金を提供する。

ケルメンド工場では主にジェネリック医薬品を製造している。拡張計画によると、新たながん治療薬などを導入するため生産施設を最新化するほか、薬品包装施設も新設する。

エギスは2013年末に仏セルヴィアの完全子会社となり、現在、国内製薬業界ではリヒター・ギデオンに次ぐ第2位。17年(9月期決算)の売上高は5億1,000万ユーロだった。輸出比率は77%で、ロシア、旧ソ連諸国及び中東欧諸国を中心に50カ国以上に輸出する。

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