独軍需・自動車部品大手のラインメタルはこのほど、自動車部門のラインメタル・オートモーティブが子会社のピーアブルクを通して、中国の自動車メーカー2社からクーランドバルブを受注したと発表した。受注したのは最新世代のクーラントバルブ。同製品はすでに、米国と日本市場に投入しているが、中国からの受注は今回が初めてとなる。受注総額は2,500万ユーロ。2019年、2020年に生産を開始する予定。
同製品は、中国市場で人気が伸びているSUVなど様々なモデルに搭載される予定。1.0リットルおよび1.5リットルのターボエンジンを搭載した車両の車内暖房用に使用する2方向バルブと電気自動車の車載充電池の温度制御に用いる3方向バルブを受注した。中国の崑山市にあるピーアブルク工場で生産し、中国と米国の顧客工場に出荷する。