独自車部品大手のマーレは11月23日、スペイン・バレンシアにメカトロニクス部門の研究開発センターを開設したと発表した。電子部品分野のコンピテンスセンターとしての機能を持たせ、重要性が増す同分野における競争力を強化する。従業員数は250人。
同センターでは電気駆動システム、充電管理、冷暖房システムなどに向けてパワーエレクトロニクスとソフトウエアソリューションを開発していく。また、自動車セクターの基準に即した妥当性確認も行う。
マーレのメカトロニクス部門では、電気モーター、電気駆動システム、メカトロニクスシステムなどを乗用車、商用車、オフロード車向けに生産している。同部門を統括するヴィルヘルム・エンペルホフ取締役は、「バレンシアでは同地の優れた大学と共に研究開発を行う予定だ。新センターが若い技術者を引き寄せる磁力を持つと確信している」と述べた。