ダイムラー、中国合弁の出資比率引き上げを検討か

独自動車大手のダイムラーは、中国の北京汽車(BAIC)との合弁会社における出資比率を現在の49%から65%以上に引き上げることを検討しているもようだ。ブルームバーグ通信が4日、消息筋から得た情報として報じた。なお、協議はまだ予備的な段階にあり、合意に達しない可能性もあるという。

ダイムラーの広報担当者は取材に対し、「中国における提携・協力関係に満足している」とコメントし、憶測にはコメントしないとの姿勢を示している。

中国政府は2018年4月に、外資系自動車メーカーが中国で乗用車を生産する合弁企業の出資規制を2022年に撤廃すると発表した。メディア報道によると、ドイツの自動車大手では、BMWが36億ユーロを投じて、華晨中国汽車(Brilliance)との合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)への出資比率を現在の50%から75%に引き上げる方針と見られている。

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