スペインの自動車内装部品大手グルーポ・アントリンが11月26日発表した2018年1-9月期の売上高は37億9,400万ユーロとなり、前年同期から1.2%増加した。7-9月期(第3四半期)では11億9,200万ユーロ(3.1%増)だった。営業利益(EBITDA)は1-9月期が2億5,400万ユーロ、7-9月期は5,700万ユーロ。7-9月期の業績は市場環境の悪化のほか、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)、EUの新排ガス検査方式(WLTP)導入に伴う混乱、世界的な貿易摩擦、新興国市場の通貨の弱さが影響した。
1-9月期の売上高を事業別にみると、オーバーヘッド事業が14億1,600万ユーロ、ドア・ハードトリム事業が13億2,200万ユーロ、コックピット・コンソール事業が8億300万ユーロ、照明事業が2億5,400万ユーロだった。
地域別では、欧州が18億9,200万ユーロ、NAFTA(北米自由貿易協定圏)が13億7,700万ユーロ、アジア・太平洋は前年同期比25%増の4億3,400万ユーロ、メルコスール(南米南部共同市場)は10%増の6,600万ユーロとなった。