ハンガリーたばこ大手のコンチネンタル・タバコ・グループ(CTG)はこのほど、ハンガリー北東部にあるシャートラルヤウーイヘイ本社工場で新生産棟を開設した。投資額は11億フォリント(340万ユーロ)。欧州連合(EU)の助成金の対象外となっている大手企業向けの投資助成措置として、5億4,400万フォリントの政府助成金を受けた。
シャートラルヤウーイヘイ工場では刻みたばこ、紙巻きたばこ、葉巻など広範な製品を扱う。多角化をさらに進めるため、新施設では水タバコ(シーシャ)やシガリロなど新製品を導入する。従業員は20人増員し、工場全体で420人となる。
CTGは19世紀後半創業のハンガリー伝統企業で、国内のシャートラルヤウーイヘイとソルノクおよびルーマニア西部のアラドに生産拠点がある。本社国際営業本部とドイツ、スロバキア、イタリアの子会社を通して25カ国以上に輸出する。(1HUF=0.40JPY)