欧州投資銀行(EIB)は3日、ラトビアの電子機器メーカー、ハンザマトリックスに投資することで合意したと発表した。投資額は1,000万ユーロ。同社は今回の資金を生産能力の増強や研究開発に振り向ける。
今回の投資は欧州連合(EU)の大型投資計画(「ユンカー・プラン」)の枠組みで実施するもので、EU加盟国とEIBが拠出して創出した欧州戦略投資基金(EFSI)を通じて行う。ラトビアの民間企業に対する支援としては初めてのものとなる。
EIBは今回の投資により、ハンザマトリックスの成長戦略と、製造事業から各種サービス事業への事業転換を支援する。サービス事業には設計やアフターサービスが含まれる。また同社は研究開発、特に3D画像処理技術を強化していく方針。
EIBの支援は事業総額の50%までとされており、同社は残りを自己資金や民間銀行の資金、EUのその他の助成措置で賄う必要がある。