国営航空管制会社DFSは21日、管制業務に支障が出ていることを明らかにした。フランクフルト近郊のランゲンにある管制センターでソフトウエアに不具合が発生したため、離発着の遅れや欠航が出ている。22日は国内を飛行する旅客機が25%減少する見通しだ。ソフトがいつ正常化するかの見通しは明らかにしていない。
航空機の型式や路線、管制圏内の予想飛行時間など重要なデータを知らせるソフトに不具合が起きている。管制官は同ソフトなしで管制業務を行わなければならないため、フライトに支障が出ている。
ランゲン管制センターはボーデン湖(南部)、フランス国境(西部)、カッセル(北部)、テュービンゲン(東部)を線で結んだエリアを担当している。管制業務支障の影響を受けているのはフランクフルト、ケルン・ボン、シュツットガルト、デュッセルドルフの4空港。