独自動車照明・電子部品大手のヘラーは1月21日、仏自動車部品大手のプラスチック・オムニウム(PO)と戦略提携を結んだと発表した。自動運転車や電気自動車(EV)などの普及を見据えた刷新的な照明デザインの開発が目的。主にフロントライトとリアランプを中心に、ヘラーは照明技術のノウハウを、POは車体の樹脂加工の専門性を持ち寄り技術統合を進める。両社はまた、開発リソースをドイツ側に集約することも計画している。
ヘラーのブライデンバッハ社長は「車のスタイルの個別化と独自性がますます求められる中、ライトはデザインの要を担う。自動運転車では、ライトはコミュニケーションや安全性にも貢献する」と述べた。
ヘラーはPOと長年にわたり、独車部品大手ベーアとの3社合弁HBPOを通じフロントモジュールの開発・生産で協業してきた。