独NRW州、電池セル工場の誘致に意欲

ドイツのノルトラインヴェストファーレン(NRW)州が電池セル工場の誘致に向け、複数の企業と協議しているもようだ。コンソーシアムを発足させる方向で協議しており、電気自動車メーカーのストリート・スクーターやe.GOの創業者であるギュンター・シュー教授、バッテリーシステムメーカーのBMZおよびBMZ傘下のTerraEが協議に参加しているもよう。4日発行の独経済紙『ハンデルスブラット』が報じた。

NRW州のアルニム・ラシェット州首相(CDU)とアンドレアス・ピンクヴァルト経済相(FDP)は以前から、ドイツにおける電池セル工場の建設を支持する姿勢を示していた。

『ハンデルスブラット』紙によると、現在進行中の協議では、当初は工場の生産能力を1ギガワットで開始し、将来は8ギガワットに拡大する計画。工場建設の投資規模は12億ユーロで、BMZ、ストリート・スクーター、e.GOは投資に前向きな姿勢を示している。また、工場の建設では、州政府、連邦政府、欧州連合(EU)から投資予算の約30%の公的支援を得られると見込んでいる。

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