独自動車部品大手のコンチネンタルは1月31日、新しく創設される電気自動車(EV)のオフロードレース「エクストリームE」のタイヤサプライヤーに選ばれたと発表した。世界でも最も過酷なレース環境を想定し、高性能のオフロードタイヤを提供していく。
エクストリームEはEVレースの「フォーミュラE」から派生したもので、北極圏、ヒマラヤ山地、インド洋の海抜の低い島しょ部、サハラ砂漠、南米アマゾンの熱帯雨林の5カ所で開催される。極端な環境でレースを行うことで地球的な気候変動の影響に注目を集める意図がある。今年4月からテストを開始し、2021年1月から12チームでシリーズを開始する予定。
コンチネンタルのニコライ・ゼッツァー執行役員(タイヤ部門統括)は、「エクストリームEの厳しい自然環境でも我が社の製品は性能を発揮できる。我々が重視する持続可能性は同レースのコンセプトと合致する」と述べて意義を強調した。