仏PSAリテールのマドリード店、オペル含む4ブランドの取り扱い開始

仏自動車大手PSAグループは1月29日、自動車販売部門のPSAリテールがスペイン・マドリードに傘下の全4ブランドの併売拠点を開所したと発表した。プジョー、シトロエン、DSに加えオペル/ボクスホールのモデルを扱う。4ブランドの併売は同社初で、欧州市場におけるオペル車の販促を強化する狙いがある。同店舗はPSAの電気自動車(EV)カーシェアリングサービス「Emov」の拠点機能も持つ。

PSAリテールの欧州における流通網では現在、複数ブランドを扱う店舗が45%を占める。同社は2021年までに同比率を80%以上に引き上げる方針を示している。

PSAリテールはすでにフランス、スペイン、英国、スイスでオペル車を販売しており、今年はドイツ、イタリア、ポルトガルも含めて店舗数を25店に増やす。通年の販売見込みは7,300台で、これによりオペルディーラーの上位10社に加わるとともに、中期的には上位5位内に入ることを目指す。2020年1月にはオペル・ボクスホール車の全パーツを同社の流通プラットフォームに反映させる予定だ。

上部へスクロール