セアトの18年販売数51.8万台、過去最高を記録

独フォルクスワーゲン(VW)は7日、傘下のスペイン自動車大手セアトの2018年の販売台数が前年比10.5%増の51万7,600台となり、過去最高を記録したと発表した。新型SUVの投入が奏功し、主力モデルの販売減少を補った。販売台数のプラスは6年連続で、12年からの増加幅は60%を超える。12月単月では前年同月比23.1%減の2万5,300台に後退した。

2018年の販売台数をモデル別にみると、17年11月に市場投入されたSUV「アローナ」が全体で3番目となる9万8,900台を販売し、全体をけん引した。一方、販売数が最多の「レオン」は前年比6.8%減の15万8,300台、2位の「イビザ」は10.7%減の13万6,100台、4位のSUV「アテカ」は0.6%減の7万8,200台にそれぞれ後退した。また、昨年に第1号モデルを発売したスポーツカーブランド「クプラ」は1万4,300台を販売した。

国別では、主力市場のドイツが11.8%増の11万4,200台に伸びたほか、スペイン(13.2%増、10万7,800台)、英国(12%増、6万2,900台)、フランス(31.3%増、3万1,800台)、イタリア(10.9%増、2万台)といずれも2ケタ台の伸びを達成した。

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