英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は13日、低燃費エンジン「インジニウム」シリーズにマイルドハイブリッド(MHV)技術を搭載した3リットル直列6気筒ガソリンエンジンを加えたと発表した。48ボルトのMHVシステムとしてSUV「レンジローバー・スポーツ」に搭載する。設計・開発と生産はこれまで同様にウルバーハンプトンのエンジン工場(EMC)で行う。
新エンジンは従来のV型6気筒ガソリンエンジンに代わるもので、最高出力360PSと400PS、最大トルク495Nmと550Nmの2機種を用意する。搭載するツインスクロール・ターボチャージャーと可変バルブ機構に電動スーパーチャージャーを組み合わせてターボラグを解消している。
JLRは2020年からすべての新モデルに電気駆動モデルを設定する計画で、新エンジンのMHVシステムはこれに沿ったものとなる。