英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR) が3月7日発表した2019年2月の世界新車販売台数は、前年同月比4.1%減の3万8,288台に低迷した。新発売の電動SUV「I-PACE」とコンパクトSUV「E-PACE」やリニューアルした高級SUV「レンジローバー」シリーズは好調だったが、中国における需要後退と切り替え時期にある「レンジローバー・イヴォーク」の販売低迷が響いた。2月の販売を地域別にみると、北米(25.4%増)と英国(11.3%増)が大きく伸び、大陸欧州(1.1%)もプラスを確保した。一方、自動車市場が失速する中国(47.6%減)は大きく後退した。ブランド別では、ジャガーは5.8%増の1万2,235台、ランドローバーは8.1%減の2万6,053台と明暗が大きく分かれた。