シュコダ自の18年生産、過去最高の88.6万台

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車がこのほど発表した2018年の国内生産台数は前年から3.3%増加し、過去最高の88万6,100台となった。同社は自動車生産台数でチェコ全体の3分の2を、輸出額に対しては9%を占めたほか、国内総生産(GDP)を5%押し上げた。

ムラダー・ボレスラフの本社工場では主力モデルの「オクタビア」25万8,000台のほか、トランスミッション60万2,970基、エンジン58万4,880基が生産された。ヴルフラビーの部品工場ではVW車に搭載している最新のオートマチックトランスミッション「DQ200」を53万8,760基生産した。

シュコダは昨年5月、1,350万ユーロを投じてフラデツ・クラーロベー地方にある工場を整備した。年内に上級セダン「スペルブ」のプラグインハイブリッド(PHV)モデルの生産を開始する。

同社は今後20億ユーロを投資し、電気自動車(EV)や新しいモビリティサービスを開発していく。来年には欧州限定の小型EV「シティゴー」や「スペルブ」のPHVモデルを発売するほか、2020年には純粋EVのSUVモデル「ビジョンE」の量産型を発表する予定だ。

上部へスクロール