高級車大手の独BMWが15日発表した2018年12月通期決算の純利益は72億700万ユーロとなり、前期から16.9%減少した。主力の乗用車部門の不振が響いた。売上高も0.8%減の974億8,000万ユーロと低迷した。
営業利益(EBIT)は前期比7.9%減の91億2,100万ユーロ。乗用車部門は21.6%減の61億8,200万ユーロだった。米国との通商摩擦に直面する中国での販売不振や、EUの排ガス検査方式変更に伴う市場の混乱、電動車・自動運転車などの開発コストの拡大で収益が悪化した。売上高は0.1%増の858億4,600万ユーロ。