18年失業者数7.6%減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が4日発表した2018年の平均失業者数は、前年比7.6%減の234万人となり、統一後の最低を更新した。経済の堅調と少子高齢化の人材不足を背景に雇用情勢の改善が進んでおり、長期失業者の数は9.7%減の81万3,000人へと後退した。

18年12月の失業者数は221万人で、前月を2万3,000人上回った。冬季に入り建設業などで人材需要が減ったことが反映された格好。季節要因を加味した実質では1万4,000人、減少した。前年同月比では名目の減少幅が17万5,000人に上る。失業率は4.9%で、前月から0.1ポイント上昇した。

国際労働機関(ILO)基準の11月の失業者数は141万人で、失業率は3.2%にとどまった。

12月の求人件数は78万1,000件で、前年同月を2万人上回った。季節要因を加味した前月比では1,000人減少したものの、求人指数BA-Xは1ポイント上昇して253となった。

上部へスクロール