オスラム―10-12月期売上15%減少―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は24日、2018年10-12月期(第1四半期)の売上高(継続事業ベース)が前年同期比で実質およそ15%減の8億2,800万ユーロ(暫定値)へと大幅に後退したことを明らかにした。市場の縮小が12月に加速したことが響いたとしている。売上高営業利益率(EBITDAベース、調整済み)も前年同期の18.5%から11.3%へと下落した。

3部門すべてで業績が悪化。光半導体部門では減収幅が16.9%に上った。

自動車、一般照明、移動通信端末市場が特に悪化している。同社はその理由として通商摩擦、中国経済の減速、政治的な先行き不透明感を挙げた。

経営陣はすでに、業績改善に向けた措置を開始しており、19年9月通期の売上成長率で最大3%、売上高営業利益率で12~14%を確保するとした従来予測を据え置いた。ただ、新規受注の回復を前提としており、今後の下方修正の可能性を排除していない。

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