ダイムラー―バス部門が交通ソフト会社と戦略提携―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は2月27日、バス部門エボバス(EvoBus)が交通向けソフトウエアを開発する独IVUトラフィック・テクノロジーズと戦略提携すると発表した。車両のネットワーク化、電動化、デジタル技術を用いた移動サービスなど交通のあり方が大きく転換しようとしていることから、IVUと共同で次世代公共交通サービス向けに総合的なソリューションを開発していく。

今回の提携に伴い、IVUの資本5.25%を既存の出資者から譲り受ける。取得価格は明らかにしていない。

IVUはベルリンに本社を置く企業で、旅客・貨物輸送ソフトを40年以上前から提供している。同社ソフトを用いると、バス・列車の投入計画を簡単に作成できるほか、制御と最適化も可能となる。また、運行情報を乗客にリアルタイムで提供できる。技術者500人以上を抱える。

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