スマホでの保険契約、利用者は5%

スマートホンを利用して保険契約を締結したことのある消費者はドイツで5%にとどまることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の電話アンケート調査で分かった。スマホでの保険契約締結が「考えられる」との回答も29%と少ない。懐疑的な回答は62%と多く、現時点では市場の大幅な拡大は見込めないものの、Bitkomは、スマホの小さな画面で商品を分かりやすく説明できれば需要を掘り起こせると強調。スマホは保険会社にとって今後、大きな意味を持つようになるとの見方を示した。

特に、自分の所有物を対象とする短期の保険である「オンデマンド保険」の将来性が高いと指摘。単に外出中の消費者に保険を提供するだけでなく、例えば空港にいる消費者には位置情報サービスを活用して旅行者に見合った商品情報を提供できるとしている。

スマホで保険契約を結んだことのある人は若年層で多く、16~29歳では7%に上った。一方、65歳以上では利用者が1人もいなかった。アンケートは16歳以上の1,003人を対象に行われた。

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