シュコダ自の11月販売3.9%減、3カ月連続で減少

チェコのシュコダ自動車は13日、11月の販売台数が11万100台となり、前年同月から3.9%減少したと発表した。販売数の減少は3カ月連続。9月に欧州連合(EU)ですべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP:乗用車などの国際調和排出ガス・燃費試験法)が適用されたのに伴い、全生産ラインで対応を迫られたことに加え、中国での販売不振が響いた。1-11月期では5.1%増の114万8,600台に拡大した。

11月の販売数を地域別にみると、西欧は7.9%増の4万3,300台で、主力のドイツは7.1%増の1万7,300台に伸びた。中欧は3%減の1万8,500台で、本国チェコは7.6%減の7,700台と振るわなかった。ロシアを除いた東欧は15.8%増の4,400台で、ロシアは42.9%増の8,200台と大幅増を記録した。

最大の市場である中国は24.3%減の2万8,000台で、下げ幅は前月の21%から3.3ポイント拡大した。

11月の販売数をモデル別にみると、昨年10月末に発売したSUV「カロック」が300%増の1万2,300台と絶好調だったほか、人気SUV「コディアック」は13.6%増の1万5,000台に拡大。今年6月末から中国市場に投入したSUV「カミク」も5,100台を売り上げた。一方、主力モデル「オクタビア」(24.2%減、3万1,100台)、小型車の「ファビア」(15.2%減、1万5,600台)と「ラピッド」(18%減、1万5,900台)、基幹モデル「スペルブ」(10.5%減、1万1,900台)はいずれも不調だった。欧州限定のシティカー「シティゴー」は10.5%増の3,400台に伸びた。

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