ハンガリー中央統計局(KSH)が11日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%増となり、上げ幅は前月から0.7ポイント縮小した。インフレ率の低下は9カ月ぶり。
品目別では自動車燃料を含む「その他の製品」が4.5%の上昇にとどまり(前月は7.8%)、全体を押し下げた。上昇幅が大きかったのは「アルコール飲料・たばこ」(4.7%)と「食品」(4.3%)。ほか、サービスは1.9%、「衣料品・靴」は1.1%、「その他の燃料・電力」は1%、「耐久消費財」は0.7%拡大した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は2.6%で、前月から横ばいだった。
同国のインフレ率は今年2月の1.9%を底に上昇に転じ、前月までの上げ幅の合計は1.9ポイントに上っていた。