ハンガリー中央統計局(KSH)が12日発表した10月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で5.9%増加し、2カ月ぶりのプラスに転じた。前月は0.6%減少していた。
分野別でみると、構成比重の大きい製造業が5.9%増加して全体をけん引したほか、鉱山・採石業も63%拡大した。エネルギーは4.8%減少した。
製造業では同業生産高の約3割を占める「輸送機器(自動車含む)」が3.1%増加した。「コンピューター・電子・光学製品」(11.7%増)、「ゴム・プラスチック・非金属鉱物」(18.8%増)は大きく伸びた。「食品・飲料・たばこ」(4%増)、「ベースメタル・金属加工品」(5.7%増)も好調だった。
「機械・設備」は4.4%後退した。