ハンガリーのイカルス、電動バスの試作車発表

ハンガリーのバス製造会社イカルスが中国の国営鉄道車両メーカー、中国中車(CRRC)傘下のCRRCアーバントラフィックと設立した合弁企業のエレクトロバス・ヨーロッパはこのほど、電動バス「シティパイオニア」の試作車を披露した。今年から量産を開始する予定だ。

低床バスである「シティパイオニア」はモーターの最高出力が240キロワット、バッテリー容量は313キロワット時。充電時間は5~6時間で、1回の充電による走行距離は200~260キロメートルを確保している。

ハンガリーのMTI通信によると、政府は都市間バス関連事業に100億フォリント(約3,100万ユーロ)の予算を充てる計画だ。同国のパルコビチ・イノベーション技術相によると、運用中の6,000台のバスの更新時期が迫っていることを背景に政府は2022年末までに3,060台のバスを生産することを目標に置いている。バスの生産に関しては、ITKホールディング、クラブテックス、イカルス・ヤールミューテクニカの3社を候補に挙げた。(1HUF=0.39JPY)

上部へスクロール