中国の大手自動車関連企業、ブルガリア進出を検討

中国の大手自動車関連企業がブルガリア南部のカルジャリ州への投資を検討している。現地のチャネフ州知事によると、産業地区を推進する国家キャンペーンの代表者を交えた会談で当該企業が関心を表明した。企業名は明らかにしていないが、ドイツをはじめ欧州に複数の子会社を構える有力企業だという。

カルジャリは現在、国境を接するギリシャの近隣都市コモティニと提携し、敷地面積80万平方メートルの産業地区開発に取り組んでいる。国道や空港へのアクセスが良く物流上の利点が大きいことから、外国企業の進出に大きく期待している。

当該の中国企業は雇用環境、土地価格、建設コスト、税制など詳細な情報を求め、前向きに投資を検討しているという。カルジャリ産業地区予定地も下見し好感を示しているが、中東欧16カ国と中国の提携枠組み「16プラス1」を利用した独自の産業パーク建設も選択肢としているもようだ。

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