東欧製薬最大手のリヒター・ゲデオンがロシア現地生産を強化する。まずはモスクワ州に包装工場を新設し、総合的生産拠点として整備していく方針だ。詳しい時期や投資規模は明らかにしていない。
リヒターはブダペストを本拠とし、世界で1万2,400人弱を雇用する。主力の婦人科用医薬品のほか、中枢神経疾患薬、循環器系医薬品などを手がけ、2017年は3,140万ユーロの純利益を計上した。
2018年1-9月期の売上高3,238億フォリント(10億1,000万ユーロ)のうちロシア売上は20.35%(659億フォリント)を占めた。(1HUF=0.39JPY)