トルコの1月経済信頼感指数78.5、10カ月連続の低水準

トルコ統計局(TUIK)が1月30日発表した同月の経済信頼感指数は78.5となり、12月の81.9から3.4ポイント低下した。同指数の低下は3カ月ぶり。分岐点となる100を10カ月連続で割り込んでおり、悲観的な判断から抜け出せないでいる。

校正指数をみると、消費者指数(58.2)が前月から0.5ポイント、工業指数(95.4)が2.3ポイント、サービス指数(78.3)が3.2ポイント、流通指数(92.5)が3.9ポイントそれぞれ悪化した。建設指数は1.3ポイント増の56.7に改善した。

トルコ経済信頼感指数は100を分岐点に、それ以上だと楽観的、以下だと悲観的な判断を示す。同指数は昨年1月(105.2)から減少を続け、4月(99.9)に100を割り込んだ。その後、通貨リラ安や米国の追加関税措置などを背景に、10月(75.2)は2009年1月以来の低水準に落ち込んだ。

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