チェコ鉱工業生産、12月は1.4%減

チェコ統計局(CSU)が6日発表した2018年12月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で1.4%減少し、3月(マイナス1.5%)以来の低い水準となった。同生産高のマイナスは3カ月ぶり。前月は4.8%のプラスだった。前月比(物価・季節調整値)では0.6%の増加、新規受注高は前年同月比で4.8%の減少だった。

業種別にみると、主要産業の「自動車」が7%落ち込んだほか、「機械・設備」が7.1%、「金属加工品」は4.3%減少して全体を押し下げた。「皮革加工」(18.2%減)、「ベースメタル」(12.9%減)、「印刷・記録媒体」(7.9%減)、「化学・化学製品」(7.7%減)も縮小幅が大きかった。

一方、「電気・ガス・スチーム・空調」が9.2%拡大したほか、「その他の輸送機械」は31.7%と大きく増加。「コンピューター・電子・光学機器」(11.3%増)、「基礎医薬品・医薬品製剤」(11.1%増)も堅調だった。

12月の税込平均賃金は名目ベースで前年同月比6.6%増の3万4,271コルナ(約1,325ユーロ)だった。(1CZK=4.80JPY)

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