ウクライナ南東部ドニプロペトロウシク州のニコポルで先ごろ、欧州最大級となる出力246メガワット(MW)のソーラー発電所「1LLC」が稼働を開始した。現地エネルギー・グループDTEKの再生可能エネルギー部門が設立したもので、来月にも商業運営を始める。年間最大2,900メガワット時(MWh)を発電する方針だ。
同発電所はこのほど、国家エネルギー・住宅・公益サービス規制委員会(NCER)から2030年まで固定買取価格制度(フィードインタリフ)の適用が認められた。価格はMWh当たり15.03ユーロ。
DTEKは2005年の創立。石炭、石油、天然ガス、電力、再生可能エネルギー、エネルギーマネジメントなどを手掛ける。17年に南部ヘルソン州トリュフォニウカで初のソーラー発電所(10MW)を稼働させた。