ラトビアのネミロ経済相は先ごろ、現地紙『LETA』とのインタビューで、同国では中国市場がやや過大評価されているとの見方を示した。同相は中国が非常に有望な巨大市場であるとの見方について、両国間の貿易量は増加しているものの市場の有望性は統計上それほどでもなく、中国との貿易関係の拡大を今後も続けていくべきと見なす水準にはないと指摘した。
同相はまた、政府は現在予算上の理由から海外拠点の増設は計画していないとした上で、将来的に拠点の増設や廃止はありうるとの見解を述べた。
ラトビア経済省が所管するラトビア投資開発庁(LIAA)は諸外国との貿易及び投資を促進する機関で、欧州各地のほか日本、中国、カザフスタン、シンガポール、ドバイなどに拠点を置いている。