プラスチック部品の独KDK、チェコ拠点を拡張

自動車用プラスチック部品メーカーの独KDKオートモーティブがチェコ西部タホフ(Tachov)の拠点を拡張する。同社がこのほど現地の環境当局に提出した申請書によると、総面積約1万平方メートルの生産棟と倉庫棟を建設するとともに、新たに41台の射出成型機を導入して現在の台数から倍増させる。新生産棟では年間3,650トンのプラスチック顆粒の加工が可能で、これにより全体の生産能力は9,000トンまで拡大する。

新施設は組み立て作業場が2,000平方メートル、射出成型機の稼働フロアと倉庫は各3,900平方メートル、事務所棟は250平方メートルとなる。130人を新規雇用し、従業員数を470人に増員する。2020年に着工し、22年に完工する予定。

韓国同業ドンコック(東国実業)傘下のKDKは自動車内装用の様々なプラスチック部品を製造している。主な製品はドリンクホルダー、シートベルト装具、アシストグリップ、コンパートメント、センターコンソール、灰皿、トランクルームトリム、サイドシル、ピラートリムなどで、部品の加飾も手掛ける。

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