セルビア石油大手NIS、コンバインドサイクル発電所に着工

ロシア国営ガスプロムグループのセルビア部門ナフトナ・インドゥストゥリヤ・セルビア(NIS)は7日、首都ベオグラードに近いパンチェヴォで、熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所の建設に着手した。親会社ガスプロムネフチと合弁で進めているもので、総投資額は1億8,000万ユーロに上る。発電能力は200メガワット、熱供給能力は121ギガカロリー時で、2020年第4四半期に稼働する予定だ。中国重電大手の上海電気が工事を担当する。

建設地はNISが運営するパンチェヴォ製油所の隣接地。発電所で生産する熱と電力は製油所で使う。余剰分は市場に供給する。

発電所への出資比率はガスプロムネフチが51%、NISが49%。NISにはガスプロムネフチが56.2%、セルビア政府が29.9%出資している。

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