アゼルバイジャンの国営石油ガス会社ソカールがスイスの電気自動車(EV)充電ステーション事業拡大に意欲的だ。スイス道路局が7日明らかにしたところによると、先ごろ実施された高速道路のサービスエリアのEV充電インフラ整備事業の入札で、ソカールの現地子会社ソカール・エナジー・スイスなど5社が100カ所の充電ステーション設置・営業権を落札した。それぞれ20カ所の整備・運営を任される。
計画によると、各社とも1年以内にEVステーションを最低5カ所設置し、10年以内に5社合計100カ所を全て整備する。投資額は1ステーションあたり約50万スイスフランを予定する。30年の営業権が供与される。
ソカールは米エクソン・モービルの「エッソ」ガソリンスタンド網の買収により、スイスに事業進出した。現在、11のガソリンスタンドを運営し、このうち7カ所にEV充電設備を設置している。