独自動車大手のダイムラーは3日、ロシアに建設した乗用車工場の開所式を行った。新工場はダイムラーにとって同国初の乗用車工場となる。ダイムラーは新工場に総額2億5,000万ユーロ超を投資した。従業員数は1,000人以上を予定している。開所式には、ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長のほか、ロシアのウラジミール・プーチン大統領、ドイツのペーター・アルトマイヤー経済・エネルギー相などが出席した。
新工場は、モスクワから北西へ約40キロメートルの距離にあるエシポヴォの工業団地に建設した。同工場ではロシア市場向けのモデルを生産する。まずは「Eクラス・セダン」の生産を開始し、段階的にSUVモデルの生産も始める計画。
新工場の運営は、新たに設立したメルセデス・ベンツ・マニュファクチャリング・ロシア(MBMR)が担う。採用を予定する1,000人のうち、約半数がすでに業務を開始している。残りの従業員の採用・研修も近く完了する予定。