独自動車部品大手のコンチネンタルは3月26日、ミュンヘンで4月4日~8日まで開催される国際建設機械見本市「バウマ(bauma)2019」で、車載LANのCAN Busに接続できるデジタルチューナーシステムを公開すると発表した。欧州連合(EU)が導入を義務付けるデジタルラジオの標準規格「DAB+(Digital Audio Broadcasting)」に準拠している。
新システムはCAN Busと接続することで車載ディスプレイやステアリングスイッチによる操作が可能。狭い運転室内でもチューナーをダッシュボードに縛られず柔軟に設置できる利点がある。ブルートゥース経由で2つのスマートフォンをつなぐこともできる。
EUの欧州議会は2018年末、全ての新車に対してデジタルラジオの搭載を義務付ける指令案を可決した。加盟国は20年までに国内法を整備する必要がある。