仏自動車大手PSAグループは3日、欧州における自動運転の研究事業「L3Pilot」の一環として今月から自動運転のテストを開始したと発表した。「レベル3」の自動運転機能を搭載した6~8台の車両を用い、仏国内の2車線の一般道路で走行テストを行う。
L3Pilotは2017年に独フォルクスワーゲン(VW)の主導で始まったプロジェクト。欧州11カ国の公道で100台の自動運転車を使い、「レベル3」と「レベル4」の自動運転機能をテストする。期間は4年で、予算総額6,800万ユーロのうち欧州連合(EU)が3,600万ユーロを支援する。
PSAは同事業への参加を通じ、他の参加企業や団体からのフィードバックを得ながら自動運転車開発の専門知識を強化する。
同社はすでに「レベル2」の自動運転機能を、「DS7クロスバック」、「DS3クロスバック」、プジョー「508」および「508SW」の各モデルに搭載している。