セルビア政府が電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)に対する購入補助金を検討している。トリヴァン環境相が3月28日に明らかにした。年内は財政面で余裕がないため、2020年から導入する予定だ。
セルビアは2017年末、再生可能エネルギーの利用拡大を主眼とした23年までのエネルギー産業開発戦略を立ち上げ、同実行プログラムの一措置としてEV助成金の導入を盛り込んでいた。交通分野で化石燃料から再生可能エネルギーへのシフトを促進するという観点から、EVを重視している。
政府はまた、欧州排ガス規制ユーロ3対応にとどまる乗用車の輸入禁止も検討しているという。2000年に施行されたユーロ3は、NOx(窒素酸化物)が0.50g/km、PM(粒子状物質)が0.05g/kmで、現行の標準規制値を大幅に上回るためだ。