フードデリバリーが人気、オンライン注文が急増

ポーランドの食事宅配(出前)サービスが急成長している。2018年の売上高は60億ズロチ(14億ユーロ)で外食産業全体の4分の1を占めた。うちオンライン注文は前年比1.5倍の9億ズロチだった。今後はオンライン注文が急速に増え、24年には45億ズロチに達する見通し。また、25年には出前売上高の半分弱がオンライン経由となりそうだ。

宅配サービスを手掛ける配車大手ウーバーのイローナ・グジィウィニュスカラティーグ氏は「ポーランド人の食のトレンドが変わって、いろいろな食事を試してみたいという人が多くなった」と分析する。

また、市場調査会社PMRのマグダレーナ・ショト氏によると、開店法の施行で日曜営業が月2回に制限されたことが背景にある。出前サービスサイト「ピザポータル.pl」の注文データをみると、1週間の注文全体に占める日曜日の割合は、商店が開いている日では12~15%だが、閉店している日は21%に上る。2020年までに日曜営業が全面的に禁止となるため、オンラインで食事を注文する機会が増えると予想される。

2015年のオンライン出前サービスの売上高は2億ズロチに過ぎなかった。(1PLN=29.21JPY)

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